平成30年8月1日(水)午後、荒尾総合文化センター小ホールにおいて、荒尾市教育委員会主催の荒尾市特別支援連携協議会合同研修会が行われ、プリズム代表の甲斐さんが90分の講演を行った。参加者は、行政職員、小・中学校教諭、保育園職員、一般保護者ら320人。
講演では、甲斐さんご自身の自閉症スペクトラム障がい(アスペルガー症候群)による幼少期~青年期の体験、デクレシア(学習障害)の乗り越えて看護師として働き始めた社会人時代、また、1日2時間しか寝ない我が子と暮らした乳幼児期、子どもの発達障がい(アスペルガー症候群)に向き合いながら子育てに奮闘し、中学生になるまでに受けた偏見や差別など具体的に語られた。
発達障がいにも様々あり、周りの理解が必要で、特に教育現場に期待すること、親が学校まかせにしないこと、学校と医療と福祉と家庭がつながることの重要性、家庭内で「褒めて育てる」ことが子供の可能性を引き出すことにつながると語った。
最後に、家族は子どもに振り回されて生き辛さに苦しんでいる。その解消策として、国の施策にあるペアレント・プログラムをうまく活用し、子どもの行動への理解、対応力を身に着ける学習を通して、子どもの成長が楽しみになるような暮らしを実現させたいと熱く述べられました。